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本年も宜しくお願い申し上げます。
2015年。未年。
私の大好きな竹内まりやさんも還暦ですよ。
I say it,s fine to be 60 ですよ。
あっという間に過ぎ去った2014年を振り返りながら・・・今年の抱負を語りたいと思います。
昨年はオリジナルが問われた1年だったような気がします。
広島の和製ヴェートーヴェンと騒がれた作曲家の顛末、小保方さんの「スタップ細胞はあります・・・」との会見。
笹井副センター長の自殺。
流行語の「だめよ、だめだめ・・・」紅白で森進一が歌っていましたが・・・
成熟期を迎えている現代社会の渦中のなかで、ぴかっと輝くオリジナリティーを表現してゆくことはハードルが高い。
昨年1年間、微助人が取り組んだプロジェクト「D-village」にしても完璧なオリジナルとは言えない・・・
が・・・それに近い挑戦的なテーマが込められています。
現代住宅では結局のところ、JailタイプとZooタイプのふたつに分かれるようだ。
Jailタイプはなるべくプライバシーと安全性と管理性を高めて、その中で人間は何をやってもよいというもの。
例えるなら、安藤忠雄の「住吉の長屋」やフィリップジョンソンの「ロックフェラーのヴィラ」みたいな形式。
逆にZooタイプでは、他者から見られる環境において透明に振舞う人間を積極的に露出するものだ。
まるで人間ではなく神や人形のような振る舞いが必要になる。
ミース・ファンデルローエの「ファンズワース邸」を原型として、国内なら西澤立衛の「森山邸」が代表的ということになりそうだ。
それでは、「D-village」は・・・どうかと言えば・・・
Zooタイプに近いと思われる。
原設計の「目隠し壁」を設置した時に、ちょうどJailとZooの中間領域になるのではとおもいます。
そこで、昨年43歳の若さで亡くなられた芦屋真人さんに天国にメールを送りたい。
「芦屋さん・・・あなたはJailタイプとZooタイプの中間領域を目指したかったのですか?」
と投げかけても・・・リスポンスはありません。
結局のところ・・・答は海に還るその時まで自分自身で探し考えることなんですね。
人生とは出会いから何を学ぶかによるもので、目標に向かって歩き続けること!!なのでしょうか。
還暦過ぎてもまだまだ・・・未熟ですなぁ。
今年1年、散歩したり旅に出たり、ニコニコ顔でおしゃべりしながら考えてゆこう。
本年も宜しくご指導お願いします。
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