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メディアモンスター

 投稿者:野口繁明  投稿日:2015年 8月 7日(金)18時47分9秒
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  「メディアモンスター 誰が黒川紀章を殺したか?」を読み終えました・・・

いままでの彼の作品にはまったく興味がなかったのですが・・・読み終えて「ぐっ・・・」と

きますね。

そんないやな奴ではないですね。

彼の人生を客観的にみて、メディアで頭角を現して時代の寵児になり政財界との人脈を利用して

数多い建築作品を出していった・・・・

何も悪いことをしていないし、すごく短期間で多くの作品が国内外に存在する・・・って凄いことだと感じました。

黒川さんって素直?で正直な人なのだと改めて思います。

この本の冒頭に 三島由紀夫「行動学入門」の一文が記されています。

「行動というものはそれ自体独特の論理を持っている。

したがって、行動は一度始まりだすと、その論理が終わるまでやむことがない。

これはあたかもぜんまいを巻ききったおもちゃが、

そのぜんまいがゆるみきるまで同じ運動を繰り返すのに似ていると言えよう。」

また、著者の曲沼美恵氏は・・・

「資料収集から数えると、6年の歳月が過ぎた。ひとりの人生を書こうとするならば、相当の時間が

必要であることを痛感させられた。取材にご協力いただいた関係者の中には、すでに亡くなって

しまった方もいる。黒川氏の中学時代からの親友であられた伏原靖二氏は、本書の完成を最も

心待ちにしていたおひとりであった。彼と出会わなければ、書くことを途中で諦めていただろう。

心よりご冥福をお祈りしたい。

ノンフィクションを書くのは建築を造るのと似ている。ひとりでは、決して完成させることは

できない。本書にご協力いただいたすべての方々にお礼と感謝の気持ちを表したいが、ここに

一人ひとりの名前を記すことはしない。証言には可能な限りの裏づけをとった。

間違いがあれば、それはすべて筆者の責任である。

2015年 3月               曲沼 美恵         」

読み終えたあとの・・・何ともいえない爽快感があってよかった。

人は名声と富によって人生の豊かさが担保されるのではなく・・・感激に生きるのだと思いました。
 
 
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