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反原発で猿になる!?

 投稿者:阿羅漢  投稿日:2012年 4月12日(木)23時44分42秒
  「反原発」で猿になる ! (吉本隆明)を読んで 2012.3.15
「週刊新潮」2012.1.5-12のインタヴュー記事を読んで唖然とした。かつて、吉本隆明を自立の思想家として高く評価し、「試行」にも投稿した一人として、なんともやりきれない気持ちになった。
ここで開陳されている言い分はほとんど反駁するのも馬鹿ばかしい底のものだ。「考えてもみてください。自動車だって事故でなくなる人が大勢いますが、だからといって車を無くしてしまえという話にはならないでしょう」だって ! こんな子供だましの理屈が通用すると思っているのか。また、核分裂による原子力発電と放射能によるレントゲン写真技術を並べて安全性を論じるなんて、詭弁そのものだ。
吉本は科学技術の進歩への素朴な信仰にしがみついているに過ぎない。スリーマイル島・チェルノブイリ・福島という一連の大事故が当時の原発技術の先進国(米国、ソ連、日本)で起っていることを深刻に受け止める必要がある。しかも、これらは三十年そこそこの間に引き起こされたではないか。現在でも中小の原子炉事故は頻繁に報告されている。
原発をめぐる議論の中心にある「恐怖感」について云々しているが、もっか国民の間に淀んでいる過度の放射線への恐れは、昨年の福島原子炉の深刻なメルトダウン(炉心溶融)事故による膨大な放射能の拡散と広範にわたる自然破壊・人体汚染という「歴然たる現実の脅威」のもたらした結果であることに目をふさいでいる。激しい爆発による発電所の災害の惨状は一連の写真で記録されているではないか。どこに目をつけているのだ。
事故後一年の現在でも、爆発事故原因の究明も進まず、圧力容器の内部は放射線が高く危険なため手がつけられぬ状態である。吉本は未曽有の惨禍から何も学んでいない。「福島」原発の大惨事なぞまるでなかったかのようだ。
このインタヴューには、現実の脅威や惨状を直視する姿勢がいちじるしく欠落している。こうした現実感覚の鈍さは一貫しており、まさに恐るべきものだ。
事故を起こした発電所の中に現在も放置したままの、危険な使用済み核燃料はどこに運ぶのか、科学的にどう処理するのか。といった当面の技術的な方法や処置についても、ほとんど考慮する気配さえない。
その代わりに、人類史的な観点からの原子科学の素晴らしさと優位性への賛美が繰り返される。「人類が積み上げてきた科学の成果を一度の事故で放棄していいのか」というわけだ。名にし負う理科系詩人吉本隆明、お得意の「原理的」な考察とやらである。こんな居丈高なご託宣に惑わされてはならない。むしろ、ここに思想家、批評家としての知的誠実さへの欠如を指摘せざるを得ない。おのれの知性が誰より優れているという思い上がりがある。批評家に不可欠な、自己に対する批判的な心構えが失われている。
 ここで、ある素粒子物理学者の文章を紹介しておこう。「核融合炉の誘致は危険で無駄」(小柴昌俊)「朝日新聞「論壇」2001.1,18」これは「物理学を学んできた」立場からの「核融合」(「二十一世紀の夢のエネルギー源」! )についての意見である。原子力や放射能に関心ある方は一読されたい。ここには知的誠実さがある。
最後に、原発論議の流れの中で、唐突に小林秀雄を担ぎだしたのには、あきれたというより、笑ってしまった。自立の思想家はどこへいった。虎の威を借りる狐さながらだ。思想家としてみずから墓穴を掘ったにひとしい。
 スリーマイル島・チェルノブイリ・福島の原発大事故から何一つ学ばぬ者はむしろ「猿にも劣る」というべきである。
3.11に「東日本大震災市民のつどい」(東京・日比谷公園)に参加した。
「後記」この一文を書いた直後,思いがけず、吉本隆明の訃報を知った。  生前の吉本さんに見せたかった。合掌(3.20本文一部変更)
 

食べます、わたしも!

 投稿者:阿羅漢  投稿日:2012年 4月 1日(日)11時22分45秒
  追伸 なださんのまともな意見をうかがって、ほっとしました。わたしは「さよなら原発」の立場で、集会やデモにも参加しますが、現在、こうした考えが袋叩きになりかねない、余りに感情的な、異様な情況が「反原発」の運動にあるのは残念。もう少し落ち着いた、幅のある議論が必要なのでは。たとえば小泉八雲の「日本便り」に見られるような「熱腸冷眼」という態度。次の一文は昨年の夏「さよなら原発」のブログに寄せたものです。

「放射能から遠く離れて?!」
おや、M.Tさん。これからどちらへご旅行ですか? 沖縄へ?!
なるほど、なによりお子さんの生命と健康が大事だから。「原発から遠く離れて」ですな。向うでは食べ物の汚染の心配もないと。それはそれは。私ですか。こちらは還暦過ぎですから、ここ東京にとどまって、福島産の野菜や東北の果物を、少々汚染されていようと洗って食べていますよ。やみくもに「被災地産品を食べよう」というつもりはありません。私なりに少しでも被災地の人々を応援したいと思いましてね。
ではまたいずれ。

阿羅漢老人  船木 裕 (ふなき ひろし)
 

ぼくは食べます

 投稿者:なだいなだ  投稿日:2012年 3月31日(土)23時01分41秒
  阿羅漢さん。
このところ、野菜の値段がつり上がっています。特売で、お、これは安いし品もいい、と思ったら、産地は福島でした。日本には、いじめ体質があるのですね。子供がいじめをするのは、大人を真似ているだけ。ぼくは、迷わず買いました。放射線の影響で、白血病のようながんが現れるのは10年以上あと。ぼくはそのころ93歳。それ以降ということになります。しかも老人は子供より白血病にはなりにくい。食物の放射能で固形のがんになるのは20年後、100歳すぎています。そもそも、市場に出ている野菜等は、放射能測定済みです。それでも、心配という神経質な人はいるでしょうけど、老人は安心して福島産の野菜を食べましょう。年を考えたら、心配するのは馬鹿です。それにしても、今日スーパーで見たトマトは一つ220円、日本で、どうしてデモが起きないのだろう。
 

相身互い

 投稿者:阿羅漢  投稿日:2012年 3月31日(土)13時59分53秒
  「原発事故を苦に93歳自殺」「私はお墓にひなんします。ごめんなさい」(南相馬市の老女の遺書から)
 福島の原発事故で避難生活中だった南相馬の老女が「お墓に避難します」と書き残して自殺したと報じられた(『毎日新聞』2011.7・19「記者の目」)
私には「ボランティア」なるものに抵抗があったが、「ある種の相互扶助のようなものなんです」と言われて、なるほど困ったときの「相身互い」なんだと腑に落ちた。  大災害を被った人々に先ず大切なのは「衣・食・住」であるが、やがてそれが「意・職・住」に変わるという。「なかでも僕が大切だと思うのは「意欲」。意欲をもってもらうために自分たちができることをするのがボランティアなんですよ」と田中康夫は書いているが、阪神大震災での自己体験を踏まえての、この発言は説得力がある。(『宝島』2011.9)
被災民の気持ちを本当に分かることはできない。でも、つらい立場を思いやることはできる。その苦しさは分かち合える。自分もいつ同じ境遇におちいるかもしれぬ。「相身互い」という言葉にはこんな庶民の悲しい智恵が込められているような気がする。  放射線の影響を受けやすい子供子どもや妊婦をその危険から守れ !  低線量の内部被曝による後年発ガンの可能性も考慮に入れるべきだ。これらはとても大切なことである。そういう親御さんの気持ちもよく分かる。
でも、だからといって、放射能が心配だから、ガンが不安だからと、放射線が(ほとんど)検出されなくても、とにかく福島産の桃は食べない、東北産の魚は買わないという最近の風潮はただごとではない。これは放射能パニックというより、福島・東北に対する「縁がちょ」ではないか。被災民たちの仕事への希望や生きようとする意欲の芽を摘むことになりはしまいか。  今、福島・宮城・岩手、そして東北の人々は地震・津波・放射能汚染の三重苦にあえいでいる。声にならない「福島県民の悲鳴」に耳を澄ますことがなにより求められている。
藤の花 愁ひ含めり 福島の空        裕

「日本技術の神話」(ちくま)は興味深く拝読。理系出身のなださんならではの一文と敬服しました。これは感ずるところあって、昨年の夏に書いたものです。ご覧いただければ幸いです。
 

セキュリティばやり

 投稿者:なだいなだ  投稿日:2012年 2月20日(月)21時17分4秒
  どうでもさん
セキュリティのソフトに頼ると、どうしても蹴られるケースが出てきます。フランスにいた時、三年前に、夫から暴力をふるわれ続けて、とうとう家出をしたという女性から、メールが来ました。自立してなんとか一人で生活していたら、東北大震災で、夫が罹災し、転げ込んできた。同居はできないと断ったが、「絆」の標語を娘に持ち出され、二度と暴力をふるわないという約束で同居したら、直ぐに暴力が始まった、という相談というか、SOSというか、メールが来ました。それに返事を書いたら、彼女のスマートフォンのセキュリティに蹴られてしまった。なんどやっても、いろいろ工夫しても、成功しなかった。返事が受けられないように設定されているセキュリティを解除させたいのだが、メールを送れないのでそれもできない。ぼくがフランスからメールを出したので、外国発のメールが警戒され、蹴られたのだと思い、日本に戻ってから、またメールを出してみましたが、それでも蹴られます。
セキュリティという名の不便がまかり通るのですね。どこに苦情をいえばいいのか。
球さんのいうように、個々のケースは、個々に連絡を取って苦情をいってもらう必要がありますね。すこしわずらわしいけれど、ご辛抱をお願いします。
 

IPアドレス

 投稿者:  投稿日:2012年 2月10日(金)10時40分2秒
編集済
  >どうでもさん
せっかくご参加くださるお気持ちでいらしたのにすみません。
大量の迷惑投稿や広告投稿があった場合、そのIPアドレスを投稿禁止にする場合があります。

その時、そのIPアドレスと、一部同じだった場合に、引っかかってしまう方があります。
これまでも、そういった方が問い合わせて下さり、何らかの方法で投稿できるようにしたことが何度かあります。

こちらに問い合わせてみて下さい。

http://6410.saloon.jp/modules/formmail/index.php?id_form=1

 

(無題)

 投稿者:どうでも  投稿日:2012年 2月 4日(土)01時47分4秒
  以前党に投稿していたが、故あって党から撤退した。しかし。老人党を社会的には信頼していた。
しかし、老人党で使用していたPCアドレスがネットで否定された。そこまで、ネガテブな対抗措置をするとは、受け止めていなかった。物理的には対抗できないところだが、その偽善性がなんとも虚しい。
 

「片目の哲学」

 投稿者:ハロルド1009  投稿日:2012年 1月27日(金)09時08分31秒
  なだいなだ様
最近、家族の勧めでブログを始めました。そこで、勝手ながら、
昔読ませて頂きました「片目の哲学」のことを書かせて頂きました。
ありがとうございました。(楽天ブログ:「心から楽しめる音楽を求めて」)

http://plaza.rakten.co.jp/kaipa

 

死神の精度

 投稿者:はなもとあかり  投稿日:2012年 1月16日(月)10時19分14秒
   なだ先生、皆さまこんにちは。2012年小正月も過ぎスタートですね。

 先日本屋さんに伊坂幸太郎の「死神の精度」を注文、昨日届き第一話を読みました。
 大手電機メーカー本社に勤め、苦情処理部の悪質な苦情主応対係OLと、彼女にストーカー的に苦情を言ってくる男そして死神の話、おもしろかったです。

 全部で六話、おかげさまでしばらく楽しめそうです。
 

年齢のサイクル:80才の壁

 投稿者:JIJIメール  投稿日:2012年 1月 9日(月)11時39分43秒
編集済
   明けまして おめでとう ございます。 今年も宜しく ^o^)♪

男性は8の倍数、16,24,32,40,48,56,64,72,80,88,96,
女性は7の倍数14,21,28,35,42,49,56,63,70,77,84,91,98,105,が
<節目?>なのだそうです? ,

 俳優の二谷英明さんの訃報、、、81才だったとテレビのニュースでした。
男性は80才の<壁>を越すのが、なかなか難しいと云います??
其処を無事に越せると、88才の夢を望めるようです?!
JIJIも81才になります。
  年金生活、毎日サンデーの毎日ですが、残された命を、大切に、楽しく生きたいと思います ^o^);;;

http://www2.ocn.ne.jp/~y1a1m1a1/

 

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